菩提樹の会活動報告
今年は例年通り行事や活動が実施できたのが2月まででした。
それからは新型コロナウィルスの流行で、行事も、活動も全て行えなくなりました。
「集う」ということに楽しみを見つけ、その繋がりの中で喜びを育んできた私たちにとって今年は本当に辛い一年となりました。
話しをすることでこころがほぐれ、相手の笑顔を見ることで安心するという、ごく当たり前のことが出来なくなったということに混乱もしました。
今年の予定で既に購入している絵本のボランティア作業をどうするのか ―
考えているときに、それぞれが外出できない今、みんな家庭の中で不安を抱えているに違いないと思いました。
不安を抱えて鬱々としているよりも手を動かそう!
そう思い立って、今年は会員に絵本を送付し、各自が家庭でそれぞれ仕上げていくという形にしてみたところ、「毎日の気持ちに張りが出た」「こんなに楽しい作業だったかしら」と、次々と追加の要望があり、またたく間に絵本は仕上がっていきました。
いつもより早めに出来上がった絵本を 10月にシャンティ国際ボランティア会東京事務所に送付。
ご支援者の方々と私たちの気持ちを乗せて。来春にはアジアの子供たちのもとへ届くことでしょう。
今年は、コロナの為、総ての行事が出来ませんでした。
行事が出来なかったということは、募金の収益もほぼゼロということです。
来年度の予定がどうなっていくのか、考え始めると不安ですが、困難な状況の中から新しい芽は出て来るもの。
地道にやっていれば風は自ずと吹いて来ることでしょう。
とにかく、今年も無事に作業が終えられたことに感謝いたします。
ご支援いただきました皆様に改めて御礼申し上げ、今後とも変わらぬご助力をお願い致します。
訳文シールを貼り終え会て、さあ、箱詰めです。
コロナで欠席者もありますが、このメンバーで作業しています。
今年も無事に絵本が出発します。