神應院別院 落慶・入佛開眼法要のご報告

東広島市西条に神應院の別院が建ちました。

3年前に建物自体は完成しておりましたが、お寺として佛様をお迎えし、佛具を調え、さまざまな準備を経て、先日やっと落慶式を迎えることが出来ました。

今回、二つの法要がありました。

一つは、この神應院別院・指月山大通寺の落慶法要及び、本尊様の開眼法要。

二つ目は、この別院の開山の法要です。

開山というのは、お寺を最初に建立し、ここに佛教の教えを広める拠点を造った人のことです。

西条の別院の場合、初めにこの地にお寺を開きたいと発願した神應院の先代方丈が御開山となられました。

 

お寺の建物が出来た時点で、多くの方は即、お寺の活動が始まるのだと思っておられたことと思いますが、何より大事な本尊様をお迎えしなければ始まりません。

今回の法要は、お寺の始まりの一歩なのです。

先ず新しく建立されたその場を浄め、佛教の道場として出発していくという宣言を行うのが落慶法要であり、続いて本尊様の入佛開眼法要を行いました。今回は京都の佛師様とのご縁で、お釈迦さまを本尊様にお迎えすることが出来ました。

数人の僧侶方が読経を称え、香を焚き、佛様の智恵水である浄水を撒き、散華をして回り、本堂を清めていきます。

そしてこの開眼法要にて、導師の弊 道紀老師様より佛様の開眼して頂き、新しくお迎えした佛様は、その瞬間から別院の本尊様としてのお働きが始まります。

ご参列くださった皆さまは、佛様のいのちが宿るこの瞬間をご覧になり感動されたことと思います。

 

次の法要は、ご開山様の法要です。

ご開山である先代の神應院住職 傑叟正俊方丈の遷化されたのが9月30日だったので、正當月忌として法要を営みました。

導師を務めて下さいましたのは先代の弟子でもある中村俊孝老師でした。

今回の法要を機に多くの旧知のご縁の方々が集まって下さり、皆、先代の思いを知って、その成就を願いながらの法要で、とても厳かでありながら温かな法要となりました。

香・浄水・散華で本堂内を清めます。

散華をし、浄水を撒き、香を焚いて清めます。

本尊様にお茶をお供えします。

本尊様の点眼・佛様にいのちが宿ります。

参拝者の焼香

先代法要の始まり

記念写真

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