入信式のご報告
東 博様、東 ゆかり様入信式を神應院にて執り行いました。
6月、かねてよりお申し出のあった東様ご夫妻の入信式を神應院にて執り行いました。
入信式というのは、お釈迦さまの弟子となり、佛教徒としての名前(戒名)を授けられ、これからは佛教の教えを守って日々精進していくことをお誓いする儀式です。
お釈迦さまの弟子となる血脈を頂きます。
お釈迦さまから佛智慧を授かります。
入信式が無事に終わりました。
-戒を授かり佛教徒としてのスタートを切られた東ご夫妻に今回のいきさつを伺いました-
Q: 現在「戒名」は、葬儀で頂くものと思っておられる方が多い中、何故、入信式を受けようと思われたのですか?
A: 以前から死んだ後(あの世での)自分の名前は、どういう名前になるのだろうかと、とても興味がありました。そう思っていたところに、昨年、神應院の「なごみお盆号」で、― 戒名は生前に付ける佛教徒としての名前である― と方丈様のお話が載っていたのが切っ掛けで是非、戒名を頂きたいと思いました。それが、日程が決まらないまま歳を越して、今年になってコロナ流行で日は過ぎて、半ば諦めた頃に今回の日程が決まりました。結果的に儀式のときに方丈様のお話にあったように「戒名を付けて下さい」「はい、どうぞ」という訳にはいかないということが分かりました。戒名を頂く迄にこころを整える時間があったことが、とても良かったと今は思っています。何より、本堂の本尊様の前で、方丈様、正光様に儀式を執り行って頂き、授けて頂き、身が引き締まり、こころが改まった思いがしています。
Q: 戒名を授かった後と、前では、どう思いが違いますか?
A: 戒名を頂いたことで「今から、きちんとしていかないといけないな」と思いました。授かったことで、こころが改まるというおもいがしました。何より、戒名を頂けたことが嬉しい。自分の戒名の中に、偶然、先祖の名前のひと文字が入っていることで、ご先祖様に守られている気持ちになったし、戒名のひと文字に表されている佛教の教え通りの生き方を今から目指していかないといけないと思いました。
Q: 入信式はいかがでしたか?
A: まさか二人の為に、きちんとした儀式を行って頂けるとは思ってもみませんでした。お願いしたら、戒名を書いたものを渡されるだけだと考えていたら、本堂で儀式が執り行われ、その儀式の中で緊張と喜びを感じました。